海外留学保険やワーホリ保険で、クレカ付帯保険に頼るのが危険な理由

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留学やワーホリの保険、クレカ付帯保険だけでは危険な理由

これから海外留学やワーキングホリデーに行かれる人の中には、「海外旅行保険の節約のためにクレジットカード付帯の海外旅行保険だけで済まそう」と考えている人もいると思います。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、利用規定さえ満たしていれば持っているだけで有効になる点は便利で、別途保険料を支払う必要もないので、とても魅力的です。

しかし、長期間海外に滞在する留学やワーキングホリデーでは、クレジットカード付帯海外旅行保険に頼ってしまうのは実はとても危険です
今回の記事ではクレカ付帯保険について絶対に知っておきたい注意点をまとめました。

クレジットカード付帯海外旅行保険とは?

クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険

そもそもクレカ付帯海外旅行保険は、クレジットカード会社の会員向けのサービスの1つで、カード会員を保険対象とした海外旅行保険のことです。
カード会員であれば、加入手続きも保険料を払う必要もありません。カードに年会費がある場合にはもちろんそれは払う必要がありますが・・。

クレジットカード付帯海外旅行保険が長期滞在に使えない理由。

結論から言うと、クレジットカード付帯海外旅行保険は海外の長期滞在にはほとんど使えません!

理由① 保険期間が短い
クレジットカード付帯の海外旅行保険には有効となる保険期間がされており、それはカード会社にもよりますが長くても90日までとなっています。

クレジットカードの海外旅行保険だけで渡航しておいて、もし滞在期間が90日を超えてしまうとそれ以降は無保険となっています。
つまり滞在期間が長くなる留学やワーキングホリデーには「保険期間が足らない」という点で不向きであることが分かりますね。

【よくある質問】
Q.「滞在期間が90日を超えたら、追加で海外旅行保険に加入すればいいのではないでしょうか?」

A.それが出来ません。
日本で営業している保険会社が販売している海外旅行保険はすべて、「出発してから帰国するまで」を補償する保険です。
つまり既に海外に出国していると、国外からは新規に加入することはできないようになっています。

理由② 補償内容・補償金額が低い
クレカ付帯海外旅行保険ではあくまでオマケの保険のため、補償内容が乏しい点もデメリットにあげられます。
特に海外旅行保険で一番重要な補償とされる医療費補償は、多くても300万円です。

これが日本であれば健康保険が適用されるので300万円もあれば十分な医療を受けられるでしょうが、海外では健康保険が効かないため医療費が高くなってしまい全額が自己負担となります。 救急車だって海外では有料なのが基本です。
実際に留学中に海外で入院をして、1000万円以上の医療費を請求された人もいます。

また医療費以外にも家族の駆けつけ費用なども、日本では考えられない出費になります。
海外滞在が長くなればなるほど病気やケガをする可能性は高くなるのですから、しっかりとした備えで自己防衛することが必要です。

【よくある質問】
Q.「クレジットカードを複数持っていると補償額が合計されると聞きました。たくさん発行すれば海外旅行保険に入る必要はないでしょうか?」

A.確かに死亡補償以外は合算できますが、クレカ付帯保険には「同じ系列のクレジットカードは合算できない」というルールがあり、クレカをたくさん持っていればすべて合算されるというわけではありません。
多く持ったとしても有効なのはせいぜい3~4枚分。 それらの補償額を合算したところでせいぜい数百万円程度で、これも十分な補償額になるとは言い難いでしょう。

理由③ サービスの内容が乏しい
一般的な海外旅行保険では通訳サービスやキャッシュレスメディカルサービスなどの緊急時サービスがかなり充実していますが、クレジットカード付帯海外旅行保険ではそのようなサービスが無いこともあります。
キャッシュレスサービスが無いと医療機関の窓口で高額な医療費を負担しなければいけません。手持ちのお金で医療費が支払えないと診察すら断られることも珍しくありません。

理由④ 保険を利用するために制約があるケースも。
クレカ付帯保険には「自動付帯」と「利用付帯」2つのタイプがあります。
「自動付帯」であればクレジットカードを持っているだけで保険が有効になりますが、「利用付帯」のときは注意が必要です。

「利用付帯」の海外旅行保険を有効にするには、海外旅行代金や交通費をクレジットカードで支払っている必要があります。 このことを知らずにいざ保険を使おうとしたら、旅行代金をクレジットカードで支払っていなかったので使えなかったという事例もあります。
実は意外とこれはよくあるケースで、こうなると無保険で海外にいることと同じであり、一歩間違えれば破産の危険があります。

安心して留学やワーホリへ行きたいなら、海外旅行保険に別途加入すべし

このように保険期間や補償内容などを考慮すると、クレカ付帯保険だけで留学やワーホリへ行くには不十分です。 別途保険料を支払ってでも、一般的な海外旅行保険に加入することをオススメします

保険期間が長くなると保険料が高くなってしまいますが、インターネットで加入するタイプは保険料も割安ですから、価格や補償内容を比較して加入するのがよいでしょう。
このサイトでも各社の海外旅行保険・ワーホリ保険の口コミや評価比較を載せていますので参考にしてみてください。
海外留学保険のクチコミ比較

ちなみに90日以内の短期滞在でクレカ付帯を活用することについて私個人の意見をいうと、どんなに短い期間の海外旅行であっても一般的な海外旅行保険に加入した方がいいと思っています。
やはり1000万円を超える医療費保障や、現地通訳などの海外サポートサービスは心強いです。
保険料が気になるのであれば、クレジットカード付帯の海外旅行保険の不足分だけ別途保険に加入すると、保険料を抑えることができるワザもあります。
海外旅行保険を安く済ますには | クレカ付帯保険を上手に活用する方法を紹介

最後に。実際にあったクレカ付帯の海外旅行保険に関するつぶやき

クレカの付帯海外旅行保険の内容見たことありますか?
私の持っているカード3枚中2枚は付いていませんでした。1枚は付いていたけど、医療費100万円でした。いつも念の為に海外旅行保険に入っていて良かった。
若く無いので1000円程度で安心を買っています

大学がかけてくれてる海外旅行保険会社、まさに以前私がアメリカに入院したときに使ったものだけど、実質4日の入院で750万円という医療費の請求も、アメリカでは保険の立場が弱いからだと思ってる。
重大事故にあったら、人生終わるのがアメリカ。
命が助かっても医療費で死ぬっていう意味で。

クレカの保険を頼りにして海外いって病気になって病院に行き、治療費が払われると思ったらクレカ保険の使用規定を満たしていなくて払われず、最後は日本大使館にかけこまれて迷惑って話を以前に外務省の関連団体の人から聞いたことがある。

クレカに付帯する保険でも、わりと充実したものがあるけど、いったん立て替えなきゃならないケースもあることを考えると、カードの枠もそれなりの3桁万円ないと安心できない・・・。
となると、海外旅行保険を買う方が心配すくないってことになるね

海外留学保険で損しないためのお役立ちコラム