チェコ旅行で必要な海外旅行保険。入国には保険加入が義務に。

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チェコに入国するには海外旅行保険が必須

チェコ旅行の注意点や医療・治安情報
((写真は、プラハ最古の石橋 カレル橋)

チェコは、ヨーロッパの中では物価も比較的安く治安も良いので、安心して旅行することができる国です。

ただ、チェコへ行く際に注意すべき点が一つあります。
それが「海外旅行保険の加入義務」です。

チェコは観光で来る外国人に対して海外旅行保険の加入を義務付けています。
必ずというわけではありませんが、検査官によっては入国審査のときに海外旅行保険の加入有無をチェックされることもあるようです。

加入する保険の条件は
チェコ滞在期間を全てカバーできるもの
治療費用と死亡補償が3万ユーロ以上あること
となっています。

3万ユーロというと、日本円にすると約360万円となります。
海外旅行保険はクレジットカード付帯の海外旅行保険でも十分と考える方もいると思いますが、クレジットカード付帯の海外旅行保険は治療に関する補償が高くても200?300万円程度ですから、カード付帯保険では保障金額が足りないことになります。

また、クレジットカード付帯の海外旅行保険の多くが病気に対する死亡補償が付いていません。

ですから、クレジットカード付帯の海外旅行保険だけでなく、保険会社が販売する海外旅行保険に別途加入しなくてはならないのです。

チェコでは海外旅行保険の通訳サービスが超重要

海外旅行保険の加入が大切な理由は、補償内容だけではありません。

チェコの医療機関はチェコ語が中心で、日本語はもちろんのこと英語すら通じない医療機関も少なくなく、このことを外務省でも注意喚起しています

公立病院の場合、院内の案内板等に英語の併記が無く、医師以外に英語が通じない場合が多いので受診に際してはある程度チェコ語が出来ないと苦労します。

チェコ語に自信のない方は通訳の出来る方に,同行してもらった方が安心です。 料金は高くなりますが、外国人を対象とした私立のクリニックを利用することも出来ます。英語で受け付けができ、必要であれば日本語通訳の手配も可能なので安心できます。

高度に専門的な治療が必要な場合は、西ヨーロッパや日本への移送を要する事も有ります。移送には高額な費用がかかるため、海外旅行傷害保険などで十分に医療費用をカバーしておくことをお勧めします。

「外務省 海外安全ホームページ」より

ここで、保険会社が販売している海外旅行保険が力を発揮します。

日本の保険会社が販売している海外旅行保険のほぼすべてに通訳派遣サービスが付帯されていますから、この通訳サービスを活用することで、英語や日本語の通じないチェコの医療機関であっても安心して診察を受けることができます。

チェコの治安、衛生について

海外旅行保険の加入が大切な理由は、補償内容だけではありません。

2017年の「世界平和指数」でチェコは163カ国中第24位となる程、世界的に見て治安が良い国です。
日本は19位なので、日本より若干は治安が良くない部分もありますが、安心して旅行できる国と言って良いでしょう。

ただし、注意すべき点もあります。
これはヨーロッパ全域に言えることですが、人が集まる場所ではスリが多いので、貴重品は必ずファスナー付きのバッグに入れる等の対策をしてください。

また、通貨の両替について悪質な両替屋にも気をつけてください。
手数料無料で両替すると謳い、実際のレートの半額程度しか両替をしない悪質な両替屋もいるので、街中で両替するときには十分に注意しましょう。

衛生面で注意すべきことは、水道水を飲まないことです。
また、屋台で売られているものに関してもあまりお勧めできません。食事は掃除の行き届いたレストランで摂ることをお勧めします。

チェコで気をつけること

冒頭で述べましたが、チェコでは海外旅行保険の加入が必須です。
そして、補償内容が記載された付保証明(日本語、英語、チェコ語、スロバキア語のいずれかで記載されたもの)も必要となります。
街中で警官がパスポートと一緒に付保証明を確認する場合もあるようなので、携行しておくと良いでしょう。

チェコの道路事情をあげると、チェコの方は運転が荒い傾向にあるようなので、歩行中や現地で運転するときには日本のとき以上に注意をしましょう。
また、高速道路には街灯がなく野生動物との衝突事故も頻繁に起きているようです。

以上のことを気をつけて、ステキな旅を楽しんでください。

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