スペイン旅行の海外旅行保険はどれが良いか。現地の医療や治安事情を踏まえて。

保険のクチコミ

スペインに行く方の海外旅行保険の選び方

スペイン旅行にお勧めの海外旅行保険と、観光の注意点
(スペインの観光名所 サグラダ・ファミリア)

歴史的な建物が魅力のスペインには、毎年多くの観光客が訪れています。サッカー強豪国としても有名で、サッカーの試合観戦や応援をしにサッカーファンの方も多く訪れていますね。

さて、スペイン旅行を考えている方が海外旅行保険に加入する時、補償内容はどのように選べばよいでしょう。
海外旅行保険で最も重要な補償は医療費の補償です。 したがって、保険を選ぶためには現地の医療事情を考慮する必要があります。

スペインはヨーロッパの中では比較的物価が安い国です。
医療費もそこまで欧米の他国に比べれば高くはありませんが、日本で私たちが負担している医療費(健康保険が効くので3割負担のみ)に比べると、とてつもなく高く感じられます。

しかも、もしも海外で入院をするとなると医療費だけでなく、現地に家族が駆けつける費用も必要になりますし、近くに病院がなく飛行機やドクターヘリなどでの医療搬送となれば治療費は数百万円にものぼるでしょう。
これらを考慮すると、海外旅行保険の医療費補償は最低でも1,000万円はあったほうが良いでしょう

また、スペインでは日本語が通じる医療機関が少ないため、通訳サービスのある任意の海外旅行保険への加入は確実にしておいたほうが良いでしょう。

外務省や地元カタルーニャ警察が治安悪化の注意喚起

最近のスペイン(特にバルセロナ市)では殺人事件や強盗事件が相次いでおり、2019年9月には日本の外務省が旅行者への注意喚起情報を出しています。
スリや強盗が例年に比べて30%も増えているなど治安が悪化しており、荷物や財布、パスポートの管理は厳重にしてください

つい先日にはタレントの武井壮さんがスペイン旅行中に車上荒らしにあい、荷物のほぼすべてを盗まれるという事件も起きました。
参考 タレントの武井壮さん、スペインで強盗に遭い、身ぐるみを剥がされる!

それと、これはスペインだけでなくヨーロッパ全域に言えることですが、最近ではスマートフォンの盗難も多く発生しています。
一部の保険会社ではスマートフォンを携行品補償の対象外とするなど姑息な手法を取っているので、海外旅行保険に加入の際はスマートフォンを携行品補償の対象としてくれる保険に加入しておくと良いでしょう。
参考 海外旅行中にスマホが盗難!海外旅行保険で補償される?

主要各社の海外旅行保険の価格・特長比較

5泊6日のスペイン旅行を想定し、人気4社の海外旅行保険を分析します。

【スペイン旅行5泊6日の場合】

損保ジャパン
日本興亜
三井住友海上
火災保険
AIG保険 JI傷害
火災保険

総合評価
第1位

人気第1位

総合評価
第2位

人気第2位

総合評価
第3位

人気第3位

総合評価
第4位

人気第4位
2,570円
(PAプラン)

公式HPはこちら

2,360円
(タイプA)

公式HPはこちら

5,680円
シンプルプラン

公式HPはこちら

2,400円
(節約プラン)

公式HPはこちら

安さ

サービス

満足度

この保険の口コミ詳細

安さ

サービス

満足度

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安さ

サービス

満足度

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サービス

満足度

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料金(保険料)は各保険会社のHPからの抜粋です

実際にスペインで起きた事故事例

実際にスペインで起きた治療事例を紹介します。

腰椎骨折で約530万円

バス降車時に足を滑らせ背中を強打し、救急車搬送される。
腰椎骨折と診断され、8日間入院し手術を受けた。現地には家族が駆けつけた。

脳内出血で約420万円

クルーズ船内で歩行困難となり、下船し救急搬送される。
脳内出血と診断され、14日間入院し手術を受けた。現地には家族が駆けつけた。

冠動脈疾患で約1260万円

クルーズ中に突然意識を失い、ヘリコプターで搬送される。
冠動脈疾患と診断され、手術を受け17日間の入院の後、医師が付き添い医療搬送で帰国した。

蜂窩織炎で約910万円

突然、下肢の痛みと発熱を訴え、現地の医療機関で受診。
蜂窩織炎と診断され、16日間入院した。
現地には家族が駆けつけ、医師と看護師が付き添いの元、医療搬送で帰国した。

スペインの医療費用はどのくらいか

スペインの病院や医療機関で治療を受けたときの医療費用の相場を紹介します。
(ここで紹介する医療費は目安ですので、実際には異なる場合もあります。)

日本の
医療費
スペインの
医療費
個室使用料 3~4万円 / 日 約29,700~
49,600円/日
ICU使用料 約10万円 / 日 約39,600~
69,400円/日
盲腸手術
(入院3日間)
約40万円
(10割負担の場合)
約50万円~
約75万円
(公立病院、治療期間3~5日間)
日本への
医療搬送費用
- 約300万円
(定期便利用、医師および看護師各1名付き添いの場合)

※参照:東京海上日動火災「世界の医療と安全2014年」

日本への医療搬送費用は、チャーター便を利用すると更に高額になります。

スペインの治安、衛生について

どこの観光地でも同じですが、スペインでも観光客を狙ったスリや置き引きが多く報告されています。特にマドリードでは地下鉄や駅構内での被害が多いようです。
人通りの多いところでは財布や貴重品から目を離さないようにしましょう。

逆に人通りの少ない道や公園では、強盗やひったくりの被害も報告されています。特に夜間はなるべく人通りの少ない道は避け、複数人で行動するように気をつけてください。

衛生面に関しては、日本に比べると少々悪い部分はあるものの、概ね問題ありません。
水道水も飲むことができますが、日本と異なり硬水ですので、体質によってはお腹を下す場合があります。
飲み水はミネラルウォーターを購入した方が良いでしょう。

その他にスペインで気をつけること

スペインでは公衆トイレがほとんどありません(あったとしても汚かったり、トイレットペーパーが無かったりします)。
チェーン店などのお店内であればトイレがある場合もありますが、品物を購入しないと使用できない場合が多いです。
観光に出かける前にホテルで用を済ませておきましょう。

また、スペインは公共交通機関が時間通りに運行していないことが多く、ストライキも度々発生しているようです。
日本の定時運行に慣れているとイライラしてしまいそうですが、スペインでは日常茶飯事なのでこの点は諦めるしかないですね。

最後にこの記事のまとめ

  • スペインの病院にかかる際は高額な医療費がかかるので、海外旅行保険の加入は必須!
  • ・日本語の通じる医療機関が少ない。保険の通訳サービスが有効。
  • ・バルセロナ市を中心に治安が悪化傾向で、スリや置き引きに警戒すること。
  • ・水道水は飲めるが硬水なので、ミネラルウォーター購入がおすすめ。

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