ストライキで飛行機が欠航になった!
海外では頻繁に起きているストライキ
日本ではストライキで公共交通機関が混乱することは聞いたことがありませんが、海外では決して珍しいことではありません。
電車やバスだけでなく、ストライキで飛行機が飛ばないことも多くあります。
例えばフランスでは、2019年12月5日より年金制度改革反対による全国的なストライキが実施されており、フランス国鉄やパリ交通公団の労働組合は無期限のストライキを呼びかけていて、現地の公共交通機関に混乱が生じています
もし海外旅行中に航空会社でストライキが実施されたら大変な事態となります。
予定通り帰国できず延泊せざるを得なかったり、目的地へ行けずにアクティビティ等のキャンセル費用を負担したり、想定外の出費を強いられることもあります。
ストライキによってかかった費用を航空会社は補償してくれない
ストライキでの欠航に対し、何かしらの補償をしてくれる航空会社もありますが、それはサービスの一環であり、航空会社に法的な補償義務はありません。
「ストライキにより負担した費用は原則自己負担」と考えておく必要があります。
かわりに、ストライキで飛行機が遅延や欠航した時には、海外旅行保険の「航空機遅延費用等補償特約」が使えます。
この特約は、搭乗予定だった飛行機が欠航したり6時間以上遅延したことにより負担した費用を補償してくれます。
この特約はオプション扱いとしている保険会社が多いですが、ストライキの恐れのある国(今ですとフランスや香港など)に行かれる方は、念の為この特約をつけた海外旅行保険に加入しておくと良いでしょう。
実際に海外旅行保険で補償された事例
フランスで航空会社がストライキに!
支払われた保険金:航空機遅延費用 14,992円
支払われた保険金:航空機遅延費用 14,992円
フランスに向かう予定だったが、航空会社のストライキのため欠航。 翌日の飛行機を待つことになり、宿泊代が発生、予約していたホテルもキャンセル費用が発生した。 (損保ジャパンの海外旅行保険より)