インドネシア・バリに行く方の海外旅行保険の選び方
(写真はインドネシア・バリ島のクタビーチ)
インドネシア・バリの治療費用はとても高額!
インドネシアやバリ島は、海外好きなら誰もが知っているバリ島があることもあり、日本人にとても人気の国です。
病院については、外国旅行者が利用するような私立病院であれば最新の設備が揃っているので、日本人でも安心して受診することができます。ただ、私立病院での治療はかなり高額ですね。 また、高度な治療が必要になるとシンガポールやマレーシアに搬送されるというケースもあります。
国を移動して治療するとなると、ものすごく高額な費用がかかることは言うまでもありません。 リゾート地だから保険はいらないということではなく、万が一のために海外旅行保険への加入は必須です。
過去のケースから見ると、医療保障費用は1,000万円~2,000万円あれば、もしもの時も時も対応ができるでしょう。
海外旅行保険には携行品損害は付けておいた方が良い
東南アジアのため、他の国と同様に「ひったくり・スリ・置き引き」がインドネシアでは多く発生しています。
物価が比較的安いインドネシア人から日本人が狙われることも実際に多くあります。
2019年11月にはバリ島南部のデンパサールで、日本人女性が強盗にあい、首の骨を折る重傷を負う事件も起きました。
バリ島で日本人女性が強盗被害。女性は一時意識不明の重体に。
基本的に携行品損害補償は各保険会社が用意しているセットプランに含まれていますので、セットプランから選んでおけば大丈夫です。
主要各社の海外旅行保険の価格・特長比較
4泊5日のインドネシア・バリ旅行を想定し、人気4社の海外旅行保険を分析します。
損保ジャパン | 三井住友海上火災保険 | AIG保険 | JI傷害 火災保険 |
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総合評価 |
総合評価 |
総合評価 |
総合評価 |
1,840円 (PAプラン) |
1,970円 (タイプA) |
4,900円 シンプルプラン |
1,840円 (節約プラン) |
安さ
サービス 満足度 |
安さ
サービス 満足度 |
安さ
サービス 満足度 |
安さ
サービス 満足度 |
実際にインドネシアで起きた治療費事例
実際にインドネシアやバリ島で起きた事故事例を紹介します。
脳出血で意識不明に。11日間入院し、1206万円の治療費
ホテルで意識を失う。
脳内出血と診断されて11日間の入院・手術をし、家族が駆けつけた。
医師が付き添ってチャーター機で医療搬送し、1206万円の治療費用がかかった。
階段から転落し入院。319万円かかる。
結婚式に列席中、教会の階段で足を踏み外し転落して足を強打した。
大腿骨頸部骨折と診断され10日間入院・手術し、家族が駆けつけ、合計で319万円かかった。
送迎車が事故で689万円
バリ島にてダイビングスポットへの送迎用ワゴン車が横転し、骨折・外数傷多の重傷。
現地病院に一旦収容されたが、すぐにプライベートジェット機にてシンガポールへ緊急移送を行った。
11日間の入院をし、家族付き添いにて車椅子にて帰国。
治療費合計で689万円がかかった。
インドネシア・バリの医療費用の相場
インドネシアでの主な医療費の相場と日本との比較です。
日本の医療費目安 | インドネシアの医療費目安 | |
---|---|---|
病室使用料 (平均) |
【個室】 30,000円~100,000円 |
【個室】 13,000円~20,000円 |
救急車の 料金 |
無料 | 【民営】 3,000円~12,000円 |
虫垂炎手術の 治療費 |
600,000円 | 710,000円 |
初診料 | 2,820円 | 4,000円~8,000円 |
※参照:東京海上日動火災保険「世界の医療と安全2014年」より
インドネシア旅行で注意すること
火山の状況
インドネシアに行かれる多くの方がバリ島への旅行かと思います。
2017年11月にバリ島東部アグン山が噴火が発生し、空港が閉鎖されて飛行機が飛べなくなる事態も起きました。
現在も火山活動が活発な状態のため、渡航前には外務省の「海外安全ホームページ」等で現地の状況を必ず確認するようにしてください。
通勤ラッシュ時の交通渋滞
交通量の割に道路が狭いなど整備が不十分なことから、「交通渋滞」に注意する必要があります。
空港があるクタ地区なども例外ではなく、余裕を持って空港を向かわないと飛行機に乗り遅れる可能性もあります。
自己都合で飛行機に乗り遅れてしまうと保険適用外になることがほとんどなので、交通渋滞を見越して早めに行動しましょう。
タクシーの利用
バリ島は特に渋滞が多く、それに伴う衝突事故などの発生の可能性が高いです。
値段が安いタクシーとなると、ドライバーが運転しながら次の仕事の電話を受けていることが多く危険な印象を受けることも多いです。
もし乗っているタクシーが事故を起こすと警察を呼ぶこととなり、その場に長時間待機となってしまったり、パンクしてしまった場合は修理工場まで同行させられ、ドライバーが手持ちのお金がないため、修理代金を支払わなければいけないというケースもあります。
インドネシアでは「ブルーバードタクシー」と呼ばれるタクシーが良心的なので、出来るだけブルーバードタクシーを使うようにしましょう。
ブルーバードのタクシーは全てメーター制で料金を決めているのでボッタられる心配がなく、多くの観光客が利用するタクシーです。
最後にこの記事のまとめ
- ・私立病院の施設は優れているが治療費用は高額になる。
- ・海外旅行保険には必ず加入しておく。医療費用補償は最低でも1000万円以上。
- ・スリやひったくり、置き引きに備えて、携行品損害がある保険だとよい
- ・バリ島旅行であればアグン山の状況は、渡航前に必ずチェックする
- ・タクシー利用や交通渋滞などには十分注意する