ホテル前泊や保険延長をしたいとき、海外旅行保険の保険期間はどう設定すればよい？

海外旅行保険は、旅行行程の全てを補償する保険です。
よって海外旅行保険の保険期間では、自宅を出発してから帰宅するまでを保険期間に定めるのが基本です。

ですが、出発前日にホテル宿泊する人や、クレジットカード付帯保険を使って不足分だけ加入したいと考えている人もいるでしょう。

今回は、海外旅行保険の保険期間の決め方について、よくある質問と回答をまとめました。

【答え】
前述のとおり、基本的には海外旅行保険は「自宅を出発してから帰宅するまで」が保険期間になるので、自宅を出発する日を保険始期日にするのが原則となっています。
これによって、自宅からホテルに向かう途中やホテル滞在中等に起きた事故も補償対象となります。

ただ、1日分だけ多く保険に加入することになるので、1日分保険料が高くなってしまいます。
そのため、実際に日本を出発する日を保険開始日にして、1日分だけ保険料を安くすることもできます。

例えば、損保ジャパンの海外旅行保険「off!」ですと、保険期間4日だと1,590円ですが保険期間3日だと1,480円なので、110円の節約ができることになります（行き先がアジアでPAプラン加入の場合）。

【このサイトで書いた参考記事】
利用者評価の高い損保ジャパンの海外旅行保険を徹底解説

ただ、もちろん前泊ホテル滞在中の事故は保険対象にはならないので、この点は注意が必要です。
「国内にいる間は海外旅行保険は要らない」という方は、出発日を保険開始日にしましょう。

いいえ、不可能です。

海外旅行保険には国外からは加入することが出来ないようになっています。
そのため既に出国しているケースでは追加で海外旅行保険に入ることは出来ません。
（後述する「World Nomads」社だけは出国した後でも加入できます）

もし海外の滞在期間がクレカ付帯保険の保険期間(最長3カ月まで)を超えるのであれば、クレカ付帯保険は使わず、最初から滞在月数に合わせた保険期間の海外旅行保険に加入しておく必要があります。

はい。
出国前であれば、ネットで海外旅行保険に加入することが出来ますし、空港で保険に加入することも出来ます。

空港で販売されている海外旅行保険は高額設定になっていますし、出国直前にバタバタすることは避けたいでしょうから、ネット加入のほうが安い＆便利で良いでしょう。
（以前に書いた参考記事：海外旅行保険は空港で入ると損！お得な加入方法とは）

保険が有効になるのは加入手続きが完了した時点からになるので、加入前に起きた事故はもちろん保険対象外になります。

なお、日本を出国してから保険未加入に気づいても、国外からは海外旅行保険には加入できないのでご注意ください。
（後述する「World Nomads」社だけは出国した後でも加入できます）

いいえ。
海外に居たまま保険期間が終了してしまうと、同じ内容の海外旅行保険に加入し直すことはできません。

保険期間が切れてしまう前に必ず保険会社か保険代理店に、保険延長の連絡をするようにしましょう。
保険延長の手続き方法を教えてくれます。

日本の損害保険会社が販売している海外旅行保険は、日本出国後に加入することは出来ませんが、海外の保険会社の中には出国した後でも加入できる海外旅行保険があります。

オーストラリアの「World Nomads」という海外旅行保険がその代表例で、日本を出国してからでも加入することができます。
World nomadsの海外旅行保険（英語サイトです）

もし日本で海外旅行保険に加入するのを忘れてしまったという方は、加入を検討しても良いと思います。
海外で入院や手術をしたときの医療費はとても高額になるので（特にアメリカやヨーロッパは高額です）、無保険のまま過ごすよりははるかにマシです。

ただし、「World Nomads」は海外の保険会社で日本語には対応していないのでこの点はご注意ください。