これからフランスに行く方の海外旅行保険の選び方

これからフランスに行く方の海外旅行保険の選び方
(写真は、フランスの観光地「モンサンミッシェル」)

フランスの医療費は日本以上!治療や入院は高額になるので要注意。

フランスの医療水準は世界的にもトップレベルということもあり、フランスでの医療費は高めです(もちろん健康保険は効かないため、治療費用はすべて自己負担となります)。

また日本とは医療制度が異なっており、救急車を呼ぶのにも費用がかかります。

このようにもしフランスで治療や手術、入院をするとなるとかなり高額な治療費用がかかりますので、海外旅行保険では治療費用補償がしっかりと付いた保険に確実に加入しておくことをおすすめします。

海外旅行保険は「携行品損害補償」が手厚いものを選びましょう。

ヨーロッパ全体にいえることですが、フランス旅行において最も被害が多いものが、スリ・ひったくり・置き引きです。

パリでいうと、凱旋門やエッフェル塔の写真撮影場所などは誰でも入れるエリアのため、観光客を狙ったスリも多くいると聞きます。
フランスにある日本大使館によれば、2017年の1年間に日本人がパスポートを強盗・窃盗された被害が401件も起きました。

つい先日には芸能人の川崎希さんもパリ旅行中にスリにあい、そのことをブログで報告しています。

なんといまさっきパリでスリにあった

スリが多いから気をつけてねと言われてたけどリュックには財布入れないし自分は大丈夫だと思ってたけど本当にすられた、、、
ちょっと放心状態

でもパリ旅行行く人本当に気をつけてほしいな
日本ではありえないくらいすごい上手い
しかも15才くらいの少年

このように旅行者を狙った軽犯罪が多い国なので、海外旅行保険では盗難・スリを補償してくれる「携行品損害補償」の手厚いものを選ぶとよいですよ。

海外旅行保険の価格・特長の比較

5泊6日のフランス・パリ旅行を想定し、人気4社の海外旅行保険を分析します。
さきほど書いたとおりフランスは医療費が高い国ですので、「医療費用補償は1000万円は最低限必要で、携行品補償も必須」と考え、各社の治療・救援費用補償1000万円のセットプランを比較してみました。

【フランス・パリ旅行5泊6日の場合】
保険会社名 保険料
(価格)
特長 項目別評価
損保ジャパン
「新・海外旅行保険off!」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

2,570円(PAプラン) オリコン日本顧客満足度ランキング5年連続第1位を獲得していたり、海外旅行保険ランキングでも第1位となるなど圧倒的な人気のある保険です。

保険料がかなり安いうえに、必要な補償だけに絞って加入するフリープランがあったり、海外旅行保険の第一候補とも言える保険です。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
三井住友海上火災保険
「ネットde保険@とらべる」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

2,360円(タイプA) 国内大手の保険会社として安くて充実した補償を提供する三井住友海上。

通常は補償対象外となる「歯科治療」に関しても補償されるのが特長。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
AIG保険会社
(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

5,680円シンプルプラン アメリカを中心に世界各国の医療機関と提携をしているAIG。

インターネット加入タイプの海外旅行は保険料が高めだが、保険期間が31日までであれば持病があっても加入できて、さらに持病まで補償されるので安心。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・コンビニ払い
・Pay-easy払い
※クレカ以外は出発前日までに支払い
ジェイアイ傷害火災保険
「tabiho(たびほ)」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

2,400円(節約プラン) 大手旅行会社JTBグループのジェイアイ傷害火災保険は業界随一の保険料の安さが魅力。

携帯キャリア決済を導入しており、クレジットカードを持たない学生さんも気軽に加入することができる。

持病があっても加入できるが、持病の補償は対象外なので要注意。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・携帯(スマホ)キャリア決済(docomo、au、SoftBank、Y!mobile)

料金(保険料)は各保険会社のHPからの抜粋です

実際にフランスで起きた治療費用事例

実際にフランスで起きた事故事例を紹介します。
医療費は全額負担ということに加え、先進国ならでは医療費の高さもあり、やはり金額は大きくなりますね。


家族が駆けつける費用や医療搬送費用がかかってしまうとさらに金額は大きくなります。

車に引かれて、約950万円

横断歩道を歩行中、車に引かれてしまい、救急車にて搬送。
頭部外傷・肋骨骨折と診断され10日間入院した。
入院中に家族がフランス現地に駆けつける。

テラスから落下して治療費700万円

モンサンミッシェルを観光中、テラスより落下し救急車で搬送。
大腿骨骨折と診断され19日間入院・手術し、看護師が付き添って医療搬送された。

ホテルで転倒、約820万円

ホテル内で足を滑らせ転倒し、腰椎を骨折した。
6日間入院した後、医師付き添いで日本に帰国。

狭心症と診断、314万円

胸と肺に息苦しさを訴えて病院にて受診。狭心症と診断されて、4日間入院した。
家族がフランスに駆けつける。

フランスの医療費用の相場

フランスの治療費の相場は下記の通りになります。

日本の医療費目安 フランスの医療費目安(私立病院)
初診料 2,820円 11,500円~17,200円
救急車利用料 無料 5,900円~7,300円 + 走行加算200円/Km
病室使用料(平均) 個室:3~4万円 / 日
ICU:約10万円 / 日
個室:126,100円 / 日
ICU:286,700円 / 日
骨折時の治療費 20,000円 40,100円~45,900円

※参照:ジェイアイ傷害火災保険株式会社「海外の医療事情」より

フランスの治安、衛生事情について

フランスでは観光旅行者が多いため、その旅行者を狙った犯罪がとても多いです。
次のような場所にいるときは特に気をつけましょう。

フランス旅行において特に犯罪発生の確率の高い場所は、以下の場所です。
・各地の公共交通機関内
・主要駅付近
・各地空港
・人通りが少ない通り/市内路上
・有名観光地付近

また衛生状態に関しては、特に注意すべきは水です。
レストランなどでは問題ないのですが、フランスの水道水は日本と違って硬水です

軟水に慣れている日本人は、水道水を飲んでしまうとお腹を壊してしまう可能性がありますので、水道水を飲むことは避けて購入したミネラルウォーターを飲むようにしましょう。

フランス旅行時に注意すべきこと

フランス旅行では『詐欺』がとにかく多いので気を付けてください。

  • ・「ミサンガ事件」といわれる、ただの紐を腕に無理やりくくりつけられて法外な値段を求められる。
  • ・発券機で地下鉄のチケットを購入しているときに駅員に扮した子供が、手伝うフリをしてお金を騙し取る。
  • ・頼んでもいないのに、鉄道に荷物を入れる手伝いをしてきて、お金を要求する
    (※日本と違って駅のホームにはチケットがなくても入ることができます。)

など、犯罪パターンが多岐に渡るため、渡航前には事前にどんな犯罪が起きることが多いのかを調べておきましょう。

最後にこの記事のまとめ

  • 治療費が高額になるので海外旅行保険の加入は必須
  • ・観光客を狙ったスリ/ひったくり/置き引きが多いので、保険は携行品保障が手厚いものが良い。
  • ・フランス現地の衛生環境は悪くないが、水道水は飲まないほうが良い。
  • ・様々な軽犯罪が起きているので、うかつな行動はせず、警戒心を持っておくこと。

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海外旅行保険の評価・口コミ投稿一覧

評判No.1

人気の理由は保険料の安さと高いサービス力

損保ジャパンの
「新・海外旅行保険off!」

保険料 ★★★★★
サポート力 ★★★★☆
クチコミ ★★★★☆
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AIG保険会社 海外旅行保険

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