マカオ旅行の海外旅行保険の選び方

マカオ旅行で知っておくべき海外旅行保険の選び方
(写真は、マカオ タイパの高級ホテル街)

中国の特別行政区であるマカオは、ポルトガル統治時代の建物や教会が残るヨーロッパ調の街並みが魅力的な国です。
この街並みは世界遺産にも登録されていて、日本からも多くの観光客が訪れています。

さて、マカオ旅行で海外旅行保険を探す場合、マカオの医療事情を考慮しておく必要があります。
マカオは小さな国であるため、医師や専門医が不足しています。
医療技術に関しても先進国には一歩及ばないのが現状で、医療水準の高い香港へ医療搬送されることが頻繁にあります

香港は医療水準が高く安心して治療を受けられますが、医療費が高額となることを覚悟しましょう。
また、海外で体調を崩して入院となると、家族が駆けつける費用や医療搬送での帰国を考慮する必要もあります。
そうなると、海外旅行保険の治療・救援費用は最低でも1000万円の補償が必要でしょう。
1000万円の医療費補償があれば、保険金が足りなくて自己負担が必要になる可能性はかなり少なくなります。

医療費の補償以外にも、携行品(持ち物)に関する補償もあったほうが良いですね。
マカオは観光客が多く、外務省からもスリや置引の被害が少なからず報告されていますから、海外旅行保険に加入するときは携行品の補償がついたプランを選んでおきましょう。
昔は財布や時計が盗まれることが多かったですが、最近ではスマホを狙われるケースが増えています。

主要各社の海外旅行保険の価格・特長比較

3泊4日のマカオ旅行を想定し、人気4社の海外旅行保険を分析します。
さきほど書いたようにマカオ旅行では「治療・救援費用補償は最低でも1000万円は必要」と考え、治療・救援費用補償が1000万円のプランを比較しています。

【マカオ旅行3泊4日の場合】
保険会社名 保険料
(価格)
特長 項目別評価
損保ジャパン
「新・海外旅行保険off!」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,590円(PAプラン) オリコン日本顧客満足度ランキング5年連続第1位を獲得していたり、海外旅行保険ランキングでも第1位となるなど圧倒的な人気のある保険です。

保険料がかなり安いうえに、必要な補償だけに絞って加入するフリープランがあったり、海外旅行保険の第一候補とも言える保険です。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
三井住友海上火災保険
「ネットde保険@とらべる」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,650円(タイプA) 国内大手の保険会社として安くて充実した補償を提供する三井住友海上。

通常は補償対象外となる「歯科治療」に関しても補償されるのが特長。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
AIG保険会社
(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

4,000円シンプルプラン アメリカを中心に世界各国の医療機関と提携をしているAIG。

インターネット加入タイプの海外旅行は保険料が高めだが、保険期間が31日までであれば持病があっても加入できて、さらに持病まで補償されるので安心。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・コンビニ払い
・Pay-easy払い
※クレカ以外は出発前日までに支払い
ジェイアイ傷害火災保険
「tabiho(たびほ)」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,290円(節約プラン) 大手旅行会社JTBグループのジェイアイ傷害火災保険は業界随一の保険料の安さが魅力。

携帯キャリア決済を導入しており、クレジットカードを持たない学生さんも気軽に加入することができる。

持病があっても加入できるが、持病の補償は対象外なので要注意。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・携帯(スマホ)キャリア決済(docomo、au、SoftBank、Y!mobile)

料金(保険料)は各保険会社のHPからの抜粋です

実際にマカオで起きた事故事例

実際にマカオで起きた事故事例をご紹介します。

脳梗塞を起こし、入院費用で465万円かかった

マッサージを受けている最中に気を失う。
脳梗塞と診断され21日間入院し、現地には家族が駆けつける。
医師・看護師が付き添い、医療搬送で帰国した。

マカオ・香港の治療費用の相場

マカオで体調を崩した場合、医療技術や施設の整った香港の医療機関で受診する方が多いです。
ここでは香港の医療費相場をご紹介します。

日本の医療費目安 香港の医療費目安
個室使用料 3~4万円 / 日 公立病院:41,700円
私立病院:31,800~115,300円
ICU使用料 約10万円 / 日 公立病院:148,500円
私立病院:48,200~72,300円
盲腸手術(入院平均2~3日) 約400,000円
(10割負担の場合)
公立病院:35,200円/日
私立病院:405,800円
日本への医療搬送費用 - 2,990,400円
(定期便利用、医師・看護師各1名付き添い)

※参照:東京海上日動火災「世界の医療と安全2014年」

日本に比べるととても高額です。この医療費に日本から家族が駆けつける費用も追加されます。

マカオの治安、衛生について

マカオはカジノ産業が盛んであることから、「マカオは治安が悪いのでは?」と不安に思う方も多いですが、意外と治安の良い国です。

24時間営業のカジノと世界遺産のある街として多くの観光客が安心して訪れることができるよう、マカオ政府が治安維持に力を入れています。
ただ、マカオに限らずですが、観光客の多いエリアではスリや置引が頻繁に発生するので持ち物への油断はしないよう気を付けましょう。

衛生面に関して注意が必要なことは、「飲料水」と「生もの」です。
マカオの水道水は水質自体は問題ありませんが、水道管が古い地域が多いので飲み水はミネラルウォーターの購入をお勧めします。

また、マカオは亜熱帯気候に属し年中湿度が高いため、食べ物が腐りやすいです。
食中毒対策として食事をするときは生ものはなるべく控え、衛生的なお店で火を通した料理を食べるようにしましょう。

その他にマカオ滞在中に気をつけること

マカオは年中蒸し暑いため、建物の中は常に冷房が効いている状態です。
日本の夏と同様で、建物の内外での気温差も大きくなるので、体調を崩さないように注意してください。
体を冷やしすぎないように、羽織物を持っていくと良いでしょう。

また公共の場でゴミを捨てたりツバや痰を吐くことは禁止されており、違反すると罰金を科せられます。
公共の場での喫煙も同様に罰金を科せられますのでご注意ください。

最後にこの記事のまとめ

  • ・マカオの医療水準は高くはないため、香港に搬送されることが多い
  • 香港は医療費が高いので、海外旅行保険への加入は必須
  • ・スリや置き引きには気を付けること
  • ・高温多湿な気候なので生ものの食事は出来るだけ避ける
  • ・公共の場でのツバ吐き、痰吐き、喫煙は厳禁

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