妊婦さんも加入できる妊娠異常を補償する海外旅行保険

香港に行く方の海外旅行保険の選び方

妊娠していると一般的な海外旅行保険の加入が難しくなる。

妊娠中に海外旅行・海外渡航をする方の悩みの1つが海外旅行保険です。
一般的な保険会社の海外旅行保険は、妊婦さんの保険加入を告知項目ではじいて加入できなかったり、妊娠異常リスクを免責事項としています。

それだけ保険会社にとっても妊婦さんの海外旅行保険はリスクが高いと考えていると言えますね。

といっても、選択肢がないわけではありません。
現在のところAIG損害保険会社とジェイアイ傷害火災保険の2社が妊娠中でも加入できる海外旅行保険を販売しています。

AIG損害保険の海外旅行保険
ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険

ただ両社とも「保険期間31日以内の海外渡航で、妊娠21週までの妊婦さんに限る」というと制限がありますので注意してください。
以下は両社HPからの抜粋で、海外旅行中の妊娠異常リスクを補償してくれることを明記しています。

【AIG損保のHPから抜粋】
保険期間31日以内の契約については、妊娠初期の異常による症状(妊娠満22週以後の発症は除く)も補償します。

【JI傷害火災保険のHPから抜粋】
「t@bihoたびほ」では、『妊娠初期の症状に対する保険金支払責任の変更に関する特約』により21週目まで(22週目未満)の場合に限り治療・救援費用でその治療費を補償します。
保険会社名 特長 項目別評価
AIG保険会社

利用者評価:
(AIG損保の口コミ詳細

公式HP/申込みはこちら

アメリカを中心に世界各国の医療機関と提携をしている保険会社です。 外資系保険会社ですが日本では古くから海外旅行保険を販売しています。

価格は中レベルで安いほうではありませんが利用者からの評価がとても高く、AIG損保にリピートして加入する人も多いです。
【加入方法】
公式HPからネット申込み

【支払方法】
・クレジットカード
・コンビニ払い
・Pay-easy払い
※クレカ以外は出発前日までに支払い
ジェイアイ傷害火災保険
「tabiho(たびほ)」


利用者評価:
(JI傷害火災保険の口コミ詳細

公式HP/申込みはこちら

大手旅行会社JTBグループの保険会社です。
価格の安い「たびほ」という海外旅行保険をネットで販売しており、利用者を着実に増やしている保険会社です。
【加入方法】
公式HPからネット申込み

【支払方法】
・クレジットカード
・携帯(スマホ)キャリア決済(docomo、au、SoftBank、Y!mobile)

まさに妊婦さん向けと言える海外旅行保険で、妊娠21週以内の方はこの2社から選択することになります。

妊娠22週以上の方の選択肢はさらに限られます。

妊娠22週以上の方が取れる選択肢

妊娠22週以上で、どうしても上の海外旅行保険に加入できない方は次の選択肢があります。
ただどれも完璧な対策とは言えず、それぞれにメリットとデメリットがあります。

海外の保険会社であれば、妊娠22週以上も補償対象の海外旅行保険がある

海外の保険会社の中には、妊娠22週以上も加入・補償してくれる保険会社が複数あります。

Bupa Global(妊娠36週まで補償。ただし不妊治療による妊娠や多胎妊娠は18週まで)
HCC Medical Insurance Services(妊娠26週まで補償)

ただ日本人の利用者がそもそも少ないので、海外の保険会社はもしものときに本当に保険金を支払ってくれるかの信頼性が不明です

日本の保険会社であれば、保険会社に不満や納得いかない点があったときは損害保険協会や金融庁に苦情を入れたりアドバイスを得ることもできますが、海外の保険会社だと彼らも管轄外になります。
「加入にあたってはすべて自己責任」となることを覚えておきましょう。

海外保険会社のメリット

① 妊娠22週以上も補償してくれる保険会社が複数見つかる。
② 日本語通訳サービスなどがないので、その分だけ保険料が安い

海外保険会社のデメリット

① 言葉は英語が基準で、日本語は通じません。万が一の時の交渉もすべて英語になるので、英語が苦手な方の加入は難しいでしょう
② 海外の保険会社には怪しい会社もあり、本当に信頼できる保険会社かの判断が難しい。

健康保険の海外療養費制度を活用する

国民の多くが加入している健康保険には、「海外でかかった治療費用を一定割合で負担してくれる」海外療養費制度が付いているので、これを活用することができます。
「協会けんぽ - 海外療養費制度について」(協会けんぽHP)

海外療養費制度のメリット

① 健康保険に加入している人であれば、追加費用負担なしで補償を得られます。
(サラリーマンやOLの方、家族に扶養されている方であればほぼ全ての人が健康保険には加入しています。)

海外療養費制度のデメリット

① 海外療養費制度は後からお金が戻ってくる仕組みなので、病院では一度自分で治療費用を自己負担しなくてはいけません。数万~数十万ならともかく、数百万円にも及ぶ治療費用を自腹で支払わなくてはいけないので家族・親類への負担がかなり大きくなります。
② 海外療養費制度の審査は数か月の時間がかかります。
治療を受けた海外病院から資料を用意してもらうなど、書類手続きも決して楽な作業ではありません。
③ 受け取れる金額は「日本で治療を受けた場合の金額」が基準です。
そのため高度な治療を受けたり入院・手術をすると、海外療養費制度が効いても高額な自己負担が発生することもあり、海外療養費制度は決して万全とは言えません。

クレジットカードの付帯保険を活用する

クレジットカードをお持ちの方であれば、そのカードに付帯されている海外旅行保険を利用できる場合があります。
ただし、カード付帯保険はあくまでオマケなので、保障金額はとても低くなっている点に注意しましょう。
また、妊娠異常の治療は免責となっています。

カード付帯保険は、「妊娠異常以外の治療を保障する」最低限の保険で、「無いよりはマシなもの」ぐらいに思っておきましょう。

クレカ付帯保険のメリット

① カードを持っていれば保険を得られる。
(カードの中には旅行代金をカードで支払っていないと保険が有効にならないものもあるので要事前確認です)。
② 妊娠リスクには対応できないが、妊娠以外の治療、携行品補償や個人賠償責任などのそれ以外の補償は得られる。
(クレジットカード付帯保険の中身については事前に確認しましょう)

クレカ付帯保険のデメリット

① 妊娠異常のリスクまでは保障してくれない。
② クレカ付帯保険は保障金額が少ないものが多い。

妊婦の海外旅行について、医師はどう考えているか

妊娠中の旅行については賛否両論があり、医師・助産婦でも様々な意見があります。

「妊婦は常に安静にするべき!」という理由で旅行に反対する人もいれば、緊張する時期が続きやすい妊娠期間中に旅行でリラックスする時間を持つことを良しとする医師や助産師も多くいます。

Q.妊娠中に海外旅行に行ってもいいでしょうか?
A.妊娠初期であっても、出血や褐色の帯下、下腹痛、おなかが張るといった流産徴候がなく、超音波で胎児の心臓の動きが認められていれば、旅行が原因で流産される可能性は少なく、海外旅行をされてもかまわないと思います。
しかし、これから計画されるのであれば一般的には胎盤が形成され安定期となる妊娠16週目以後が望ましいとされています。
Q.妊婦の海外旅行 - 旅行の時期について
A.妊娠中の海外旅行は避けていただくのが無難な選択ですが、旅行先や滞在の工夫をすることによって楽しむことはできるでしょう。
リスクのない妊婦さんで、胎児の成長も順調であれば、18~24週頃が安全な時期とされています。まずは産科主治医に、確認して下さい。持病のある人、流早産・妊娠高血圧・妊娠糖尿病の既往者、貧血症、多胎妊娠、若年・高齢初産などは注意が必要です。

海外旅行中に病院を受診した場合、医療費が高額になってしまったというケースもよく聞きます。海外旅行保険の妊娠時の補償内容について妊娠週数による取り決めなどで保障されないケースも多いため、あらかじめ確認しておきましょう

どの意見にも共通しているのは、
・旅行を推奨するわけではないので、決して無理な行動はしないこと。
・もし緊急に治療が必要になったときにすぐに診療を受けられる信頼できる病院候補を見つけておくこと
・高額な治療費がかかる可能性が高いので、海外旅行保険には必ず入っておくこと(英語が話せない人は通訳サービスがついている保険が必須)

です。

親族の海外ウェディング・冠婚葬祭、国際結婚などなど、どうしても海外に渡航せざるを得ないケースはありますから、そのときは万が一のときを想定して十分すぎるほどの準備を必ず行うようにしましょう。

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人気の理由は保険料の安さと高いサービス力

損保ジャパンの
「新・海外旅行保険off!」

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AIG保険会社 海外旅行保険

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外資系大手のAIG保険会社(旧AIU保険)。海外での事故対応力やサポート力には定評があり、当サイトの調査でも満足度は一番の評価だった。

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