【横浜市】小学生が下校中に2台の自転車にはねられ骨折!自転車は逃走。

2020年10月に横浜市南区で小学3年生の男の子が2台の自転車に相次いではねられるというニュースがありました。
加害者はどちらもその場から立ち去り、男子児童は腕の骨を折る大けがをしました。

男子児童は下校途中で、いつも通る歩道橋の階段を降り、歩道に出た直後に自転車にはねられ転倒、さらに後続の自転車にもはねられたということです。

自転車を運転していたのは、1台目は30〜40代の女性、2台目は30代の男性。
その後のニュースで、横浜市南区内に住む30代の女性が南警察署へ出頭したことが分かりました。
事情聴取をした後、容疑がかたまり次第書類送検する方針で、後続の自転車を運転していた男性については未だ捜索中とのことです。

男子児童の母親はニュース取材に対し、「どうしてその場で助けてくれなかったんだろうと思いますし、子どもが倒れているのに逃げたことに子どももショックを受けています」と語っています。
ケガだけでなく事故のショックを考えると、自転車事故の恐ろしさを考えさせられるニュースですね。

自転車は道路交通法で車両の一種である軽車両に分類されています。そのため一部の例外を除いて車道を通るのが基本ルールです。
もし歩道で起こった事故なら自転車側のルールの徹底が必要です。

自転車の利用者増加と共に増える自転車事故

コロナ禍で感染防止、自粛による運動不足の解消という目的で自転車の利用が増加しています。
また、通勤を自転車に変えたという人も多く、街中で自転車を見る機会が増えました。

自転車は子供からお年寄りまで活用できる便利な乗り物ですが、利用者が増えるにつれてルールを守らない人や事故も多くなっています。特に事故に関しては年々増加傾向にあるようです。

ここ最近のニュースでも、自転車と歩行者だけでなく、自転車同士の接触事故も増えています。趣味や生活に使えると改めて自転車の良さが見直されてる今だからこそ、自転車のルールや事故に関してはしっかり考えておく必要がありそうです。

自転車事故による賠償額が高額化

自転車事故でもう一つ知っておいて欲しいのが賠償額の高額化です。過去には1億円近い賠償額の支払いが決定された例もあります。
これは子供だから例外という事もなく、子供の場合支払い能力がないため、親が支払いを命じられます。

今回のニュースでは被害者が子供ですが、子供でも加害者になる可能性もあるのが自転車事故です。
自転車はルールを守らなければ死亡事故に繋がる可能性もありますし、大きな障害を負わせてしまう事もあります。

賠償額が1億円近くなった例は少ないですが、数百万〜数千万円の賠償額は数多くの事例があります。新しい生活様式が求められる中、自転車の利用に関して改めて見直す必要が出てきているように感じます。