2026年3月14日、韓国ソウルの繁華街・明洞近くのカプセルホテルで火災が発生し、宿泊していた日本人の母娘が巻き込まれました。
50代の母親は意識不明の重体となっています。
韓国・ソウル中心部の中区にある地上7階建てのビル内のカプセルホテルで火災が発生しました。
3階が火元とみられており、宿泊客ら計10人が負傷しています。
うち8人が外国人観光客で、日本人の母娘2人も搬送されました。
50代の母親は意識不明の重体、20代の娘は軽傷だということです。
現場は観光客に人気のショッピングエリア・明洞やロッテ百貨店に近い立地で、宿泊客の多くが外国人旅行者だったとみられています。
今回の火災で問題となったのが、ホテル内にスプリンクラーが設置されていませんでした。
ソウル市中区によると、ホテルが入るビルは2000年以前に建築されており、延べ床面積が法的基準を下回っていたため、設置が義務づけられていなかったということです。
また、カプセルホテルは狭い個室が上下左右に密集した構造で、予約サイトには「荷物が常に出入り口をふさいでいた」という宿泊客の口コミも残っており、煙が充満する中での避難が困難だった可能性があります。
韓国では、旧基準が適用される古いビルを中心に、消防設備が不十分な宿泊施設が一定数存在します。
今回の火災を受け、ソウル市は3月16日から約7,300か所の宿泊施設に対して緊急安全点検を実施しました。
韓国は日本人に最も人気の高い海外旅行先のひとつですが、観光地として知名度の高い宿泊施設であっても、建物の築年数や設備の状況には注意が必要です。
韓国では今回に限らず、日本人旅行者が事件・事故に巻き込まれるケースが報告されています。
ソウル市鍾路区の東大門交差点で、道路を横断中の日本人母娘が信号無視の飲酒運転車にはねられました。
50代の母親が死亡、30代の娘が肋骨を折る重傷を負っています。
運転していた男性の血中アルコール濃度は免許取り消し基準を超えていました。
韓国では年間1万件超の飲酒運転事故が発生しており、日本に比べて罰則が軽いとの指摘もあります。
ソウル市内で70代のタクシー運転手がアクセルを踏み間違え、乗車していた20代の日本人夫婦の生後9か月の乳児が死亡しました。
両親も骨折するなどの重傷を負っています。
ソウルの繁華街・弘大入口駅近くで、10代の日本人女性観光客が韓国人男性に髪をつかまれ地面に叩きつけられる暴行を受けました。
女性はその後、首と右腕にまひが残る後遺症を負っています。
釜山の射撃場で粉塵爆発による火災が発生し、日本人観光客10名を含む15名が死亡しました。
生存した2名には1,000〜1,500万円の治療費が発生しましたが、いずれも海外旅行保険に未加入だったため、最終的に地元自治体が負担することになりました。
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海外で意識不明などの重篤な状態になった場合、現地での入院治療費や日本への緊急搬送費用は数百万円に達することも珍しくありません。
日本の健康保険は海外では原則として使えないため、費用はすべて自己負担となります。
海外旅行保険の「治療・救援費用」補償に加入していれば、こうした緊急入院や救援者の渡航費用もカバーされます。
韓国のような近隣国への短期旅行であっても、万が一に備えて加入しておくことをおすすめします。
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