ハワイで日本人旅行者の海難事故が多発!過去10年の死者数では国別でトップに。

アメリカのハワイ州保健局が2019年12月に、2009年~2018年の過去10年間でハワイに来た旅行者の海難事故のうち、日本人の死者数が国別で最多になったと公表しました。

オアフ、ハワイ、カウアイ、マウイ島で起きた海難事故の死者のうち、海外からの観光客の中で日本人が最多の46人に上り、カナダ人27人、韓国人15人、中国人9人が続く結果でした。

なぜ日本人の海難事故が多いのか?

日本人の死者数が最多となった理由としては
・シニア世代の旅行者が増え、体に負担のかかる旅行スケジュールを組んでしまった。
・ハワイ到着してすぐに海に行き、急な運動による心臓発作が多く起きた。
・日本とハワイは時差が大きく、その疲労に気づけなかった。

などが考えられます。

ハワイというリゾート地に行き、つい気持ちが高ぶってしまうのは分かりますが、無理のない旅行計画をたてることが大切ですね。
旅行の疲労は死亡事故に限らず、怪我や病気も引き起こしやすく、気候が大きく異なるハワイともなれば尚更です。

特にハワイでは病院や医療機関にかかったときの医療費用が世界トップの高さです
数日の入院や手術で1千万円近くの医療費がかかることも決して珍しくなく、2018年には日本人旅行者が800万円の医療費を請求された事例もあります。

参考記事 日本人夫婦がハワイ旅行中に暴行され入院。病院から800万円超の医療費を請求される。

旅行中の安全な行動はもちろん、万が一に備えて海外旅行保険の用意も万全に済ませておくことを在ホノルル日本国総領事館でも推奨しています。

参考記事 ハワイ旅行にお勧めの海外旅行保険と、現地の治安・医療事情はこちら。

このニュースへのネット上の感想

移動による疲れは、本人の自覚している以上に大きいのかもしれない。
日本人は、ゆったりと楽しむことが苦手だが、慌てずに、まずは体を休めることを優先したほうが良さそう。

前にツアーで行った時は、ホテルまで連れて行ってくれた係のおじさんが、「到着した初日は泳ぐな」って言ってたよ。

サーファーです。
ハワイの年間平均水温は23℃ちょい。夏でも26、27℃位です。
イメージ湧きにくいかも知れませんが、これは「常夏の島」イメージよりは冷たいです。

普段運動不足でめったに泳がない人が、長時間のフライト明けにビールとか酒飲んで体操もせずにいきなり海入ったら心臓に来ると思います
ハワイに限らず、水に入る前は必ず準備体操しましょう。飲酒は持ってのほかです。

今年、6月に主人が海で溺死しました。
溺死の原因は心臓発作も考えられますが、それだけではないです。
水温の変化や、離岸流、それまで海の水位が深くなくても、突如として深くなったり。
心臓発作だけとは位置付けられません。
水の中で、筋肉の痙攣(足がつる)が起きた場合も、その可能性は十分に考えられます。