【海外事故・災害データベース】海外旅行・滞在の危険中を避けるために

韓国で相次ぐ反日デモを受けて、日本の外務省が韓国への渡航をする日本人旅行者に注意情報を発信しました。

外務省が反日デモに対してこのような注意情報を出すのは異例のことです。

韓国では毎週土曜日に「ろうそく集会」という反日デモ集会が各地で行われており、回を重ねるごとに集会の規模は大きくなり、参加者の熱気も高まってきています。
ソウルや釜山では特に反日活動が活発で、日本大使館や総領事館に侵入したり、日本製品を破壊したり、車を燃やした炎上自殺させるなど、その公道が過激化しつつあります。

日本人旅行者が現地で被害にあったという事例はまだ出ていませんが、いつそのような事故が発生してもおかしくない状況となっています。
韓国旅行をする際はそのような場所や施設に無用に近づかないよう、また現地の方の気持ちを下手に刺激する行動をしないよう気をつけましょう。

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外務省が公表した注意喚起情報（原文）

韓国：ソウル及び釜山における日本関連デモ・集会に関する注意喚起

【ポイント】
●７月２７日夕刻から夜にかけて，ソウル及び釜山で大規模な日本関連デモが行われる可能性があります。
●最新の情報に注意し，デモが行われている場所には近づかない等，慎重に行動してください。また，外出の際，特に日本関連施設やその周辺を訪問する際には，周囲の状況に注意を払うようにしてください。

【本文】
１　７月２７日夕刻から夜にかけて，ソウル及び釜山で大規模な日本関連デモが行われる可能性があります。デモ参加者は，市内を行進した後，日本国大使館及び総領事館等の日本関連施設の前で集会を行うことが見込まれます。

２　韓国では，今月，在韓国日本国大使館が入居する建物に男性が車両で接近し，その後，車両を炎上させる事案や，複数の韓国人の学生が在釜山日本国総領事館敷地内でデモ行為を行い警察に身柄を拘束される事案等が発生しています。

３　つきましては，韓国への滞在・渡航を予定している方や滞在中の方は，デモが行われている場所には近づかない等慎重に行動し，無用のトラブルに巻き込まれることのないよう注意してください。外出の際，特に日本関連施設やその周辺を訪問される際には，不測の事態等に巻き込まれないよう，周囲の状況に注意を払うようにしてください。

４　また，外務省海外安全ホームページ，在韓国日本国大使館ホームページ，在釜山日本国総領事館ホームページ，現地報道等から，出来る限り最新情報の収集に努めてください。

５　海外渡航の際には，万一に備え，家族，友人，職場等に，日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
３か月以上滞在する方は，大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるように必ず在留届を提出してください。
３か月未満の旅行や出張などの際には，渡航先の最新の安全情報や，緊急時に大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるように，外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
（https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html ）