韓国旅行に行く方の海外旅行保険の選び方

韓国旅行にお勧めの海外旅行保険と、観光の注意点
(写真は、韓国ソウルにある世界遺産「景福宮」)

韓国の医療技術や医療費用は日本と同水準

日本から近い韓国は、毎年たくさんの日本人が訪れている人気の観光地です。
医療技術レベルも日本と同様に高い水準で、治安もアジアの中では良い方ですね。

韓国に渡航するにあたって海外旅行保険は必須です。
海外の病院で治療を受けたときの医療費には健康保険が効かず10割負担となるため、診察・外来にかかるだけでも数万円かかります。

また、もしも医療搬送が必要となった時にはかなり高額な請求を受けることもあるので、治療費の補償は特に重要になります。
2009年には日本人旅行者が1000万円を超える医療費を請求される火災事故が起きています。
関連記事韓国の射撃場火災で日本人10名が犠牲に。治療費負担を巡って日韓で騒動。

また、韓国では日本人が窃盗被害に遭うことも少なくないので、携行品の補償もあると安心です。

海外旅行保険を選ぶにあたっては、各社が用意しているセットプランのもので事足りるでしょう。
一番安いセットプランであっても医療費補償を1000万円としている保険会社がほとんどで、1000万円の医療費補償があれば十分でしょう。

主要各社の海外旅行保険の価格・特長比較

3泊4日の韓国旅行を想定し、人気4社の海外旅行保険を分析します。
さきほど書いたように韓国旅行なら「医療費用補償は1000万円あれば十分」ですので、各社の治療・救援費用補償1000万円のセットプランを比較しています。

【韓国旅行3泊4日の場合】
保険会社名 保険料
(価格)
特長 項目別評価
損保ジャパン
「新・海外旅行保険off!」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,590円(PAプラン) オリコン日本顧客満足度ランキング5年連続第1位を獲得していたり、海外旅行保険ランキングでも第1位となるなど圧倒的な人気のある保険です。

保険料がかなり安いうえに、必要な補償だけに絞って加入するフリープランがあったり、海外旅行保険の第一候補とも言える保険です。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
三井住友海上火災保険
「ネットde保険@とらべる」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,650円(タイプA) 国内大手の保険会社として安くて充実した補償を提供する三井住友海上。

通常は補償対象外となる「歯科治療」に関しても補償されるのが特長。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
AIG保険会社
(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

4,000円シンプルプラン アメリカを中心に世界各国の医療機関と提携をしているAIG。

インターネット加入タイプの海外旅行は保険料が高めだが、保険期間が31日までであれば持病があっても加入できて、さらに持病まで補償されるので安心。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・コンビニ払い
・Pay-easy払い
※クレカ以外は出発前日までに支払い
ジェイアイ傷害火災保険
「tabiho(たびほ)」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,170円(節約プラン) 大手旅行会社JTBグループのジェイアイ傷害火災保険は業界随一の保険料の安さが魅力。

携帯キャリア決済を導入しており、クレジットカードを持たない学生さんも気軽に加入することができる。

持病があっても加入できるが、持病の補償は対象外なので要注意。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・携帯(スマホ)キャリア決済(docomo、au、SoftBank、Y!mobile)

料金(保険料)は各保険会社のHPからの抜粋です

実際に韓国で起きた事故事例

韓国で実際にあった事故事例をご紹介します。
外来の診察でも数万円かかりますから、医療費の全額負担はやはり高額になりますね。

インフルエンザで20万円

喉の痛みと発熱があったため、現地の病院で受診。インフルエンザと診断され、数日間入院した。

40度の発熱で診察を受けて約7万円

ホテルで40度以上の発熱し、現地の病院で受診。検査、点滴、解熱剤の処方をされた。

指を切ってしまい、治療費に約6万円

ホテルで果物の皮を剥いていたところ誤って指を切り、病院で縫合処置を受けた。

韓国の医療費用の相場

韓国の主な治療費用の相場を紹介します。

日本の医療費目安 韓国の医療費目安
病室使用料(平均) 個室:3~4万円/日
ICU:約10万円/日
個室利用料
公立病院:21,200~80,500円
私立病院:23,300~88,500円

ICU利用料
公立病院:9,700~24,600円
私立病院:19,300~24,600円
入院保証金 なし 35,300~352,900円
医療搬送費用 無料 1,442,700円~1,931,800円
(定期便利用、医師および看護師が付き添い)
虫垂炎手術(4~7日入院) 約400,000円
(10割負担の場合)
公立病院
64,400~402,500円

私立病院
265,600~494,200円

※参照:東京海上日動火災「世界の医療と安全2014年」

日本人旅行者に1500万円の治療費用の請求事例。

2009年11月に韓国の釜山の室内射撃場で起きた火災事故について記憶にある方も多いと思います。この火災事故では、10人の日本人観光客が亡くなり、1人が重傷を負いました。

被害にあわれた方達は、1泊2日の日程で韓国を訪れ、事故に巻き込まれてしまいました。
この被害者の方たちは海外旅行保険に加入しておらず、ICUや緊急手術でかかった治療費は1500万円にもなり、この事件は韓国や日本でもニュースでたくさん報じられました。

韓国は日本からも近く、国内旅行気分で気軽に行けますが、海外であることを絶対に忘れないでください。 韓国は近いから、滞在期間が短いからといって海外旅行保険に加入せずに韓国へ行くのはやめましょう。
もしものときに一番迷惑をかけるのは現地に住んでいる人たちです。

また、クレジットカードに付帯された海外旅行保険で十分だと思っている方もいらっしゃると思いますが、クレジットカード付帯保険はあくまでオマケで、補償内容がかなり乏しいです。
必ず事前に補償内容や適用条件を確認しておきましょう。

韓国の治安や衛生、観光の注意点について

コールバンの利用には要注意

韓国はアジアの中では治安は良い方ですが、人ごみの中では窃盗に注意が必要です。

タクシーに関するトラブルも頻発しています。
特に大型タクシーに似た「コールバン」と言われる貨物車を利用した際のトラブルが多いようです(「コールバン」は重い荷物や大きな荷物を持った乗客のための貨物車で、空港付近でもよく目にします)。

通常のタクシーと異なり料金メーターが設置されておらず、料金は乗客との合意によって決められるのですが、降車時に法外な金額を請求されることがあるようです。

大型タクシーに似せた塗装のコールバンもありますので、注意しましょう。
韓国観光公社公式サイトに、タクシーの見分け方が掲載されているので参考にしてください。

生水はあまり飲まないように

日本のように水道水を飲んでも問題ない国はほとんどありません。
韓国でも生水でお腹を壊すこともあるので、水分補給はミネラルウォーターをお勧めします。

また、露店で飲食するときは衛生面を確認し、明らかに不衛生なお店は避けましょう。念のため日本から胃腸薬を持参すると良いかもしれません。

一部の韓国人が持つ反日感情

韓国の中には、歴史的な背景から日本(人)を良く思っていない人もいます。

日本人だからといって嫌がらせを受けることはありませんが、反日感情が高まりやすい場所(慰安婦像付近など)や時期(3.1節など)は、デモが行われることもあるので念のため気をつけましょう。

関連記事 外務省が韓国渡航に注意情報を発信。反日デモによる日本人被害を警戒。(2019年7月27日)

最後にこの記事のまとめ

  • 韓国の医療費は日本より高額なので、海外旅行保険には必ず加入しておくこと。
  • ・医療費用補償が1000万円あれば基本的には十分だが、2009年には日本人旅行者が1500万円の治療費用がかかり請求された事例がある。
  • ・治安は良いが、タクシートラブルには要注意。
  • ・生水は控え、水分補給はミネラルウォーターで。
  • ・反日感情が高まりやすい場所や時期には気を付けること。

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海外旅行保険の評価・口コミ投稿一覧

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