【フィリピン旅行の注意事項】フィリピン旅行で
海外旅行保険が絶対必要な理由

フィリピン旅行にお勧めの海外旅行保険と、観光の注意点
(写真は、フィリピンのセブ島)

フィリピンは、セブ島を始めとしてボホール島、No.1アジアビーチがあるボラカイ島など、日本人が多く訪れる観光地を持つ国です。
私も昨年にボラカイ島に旅行したときはその綺麗な海と広大でのどかな景色に感動しました。

そのフィリピンは海外旅行だけでなく、英語が公用語ということもあって留学先に選ばれることも多いですね。
「ビーチエリアだから、海外旅行保険に入らなくてよいかな」と思いがちですが、フィリピンへの旅行では海外旅行保険への加入は必須と言えます。

なぜなら、「フィリピンはマニラを除いては医療技術が低いから」です。

外務省でもフィリピンの医療水準について以下のように記載しています。

医療水準は,都市部と地方の格差が大きく、マニラ首都圏では近代的な設備を整えた私立総合病院で最先端の医療を受けることも可能ですが、地方都市では医療施設の老朽化が進んでいるほか衛生状態も悪く、安心して医療を受けられる水準には達していません。

また、フィリピンでは,保険や実費で治療費を負担できないことがわかると診療を断られることがあるので注意して下さい。
病気や事故に遭った際の治療費や緊急移送費は高額となるため、緊急移送費もカバーする十分な補償額の海外旅行保険に加入しておくことが大切です

多くの日本人が行くセブ島などでもし大きいけがをしてしまうと、ヘリや飛行機でマニラに緊急搬送となってしまいます。その場合には数百万~1000万円近いかなり高額な医療費が発生することになります。

このように外務省や在フィリピン日本人大使館が警告しているくらいですから、海外旅行保険には必ず加入しておきましょう

主要各社の海外旅行保険の価格・特長比較

3泊4日のフィリピン旅行を想定し、人気4社の海外旅行保険を分析します。
「治療・救援費用補償は最低でも1000万円は必要」と考え、治療・救援費用補償が1000万円プランを比較しています。

価格の安い保険会社であればそれほど負担にならない金額で、3泊4日であれば1,000円台の料金で何百万円の治療費用の発生に備えられます。

【フィリピン旅行3泊4日の場合】
保険会社名 保険料
(価格)
特長 項目別評価
損保ジャパン
「新・海外旅行保険off!」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,590円(PAプラン) オリコン日本顧客満足度ランキング5年連続第1位を獲得していたり、海外旅行保険ランキングでも第1位となるなど圧倒的な人気のある保険です。

保険料がかなり安いうえに、必要な補償だけに絞って加入するフリープランがあったり、海外旅行保険の第一候補とも言える保険です。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
三井住友海上火災保険
「ネットde保険@とらべる」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,570円(タイプA) 国内大手の保険会社として安くて充実した補償を提供する三井住友海上。

通常は補償対象外となる「歯科治療」に関しても補償されるのが特長。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
AIG保険会社
(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

4,000円シンプルプラン アメリカを中心に世界各国の医療機関と提携をしているAIG。

インターネット加入タイプの海外旅行は保険料が高めだが、保険期間が31日までであれば持病があっても加入できて、さらに持病まで補償されるので安心。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・コンビニ払い
・Pay-easy払い
※クレカ以外は出発前日までに支払い
ジェイアイ傷害火災保険
「tabiho(たびほ)」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,290円(節約プラン) 大手旅行会社JTBグループのジェイアイ傷害火災保険は業界随一の保険料の安さが魅力。

携帯キャリア決済を導入しており、クレジットカードを持たない学生さんも気軽に加入することができる。

持病があっても加入できるが、持病の補償は対象外なので要注意。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・携帯(スマホ)キャリア決済(docomo、au、SoftBank、Y!mobile)

料金(保険料)は各保険会社のHPからの抜粋です

実際にフィリピンでかかった治療費用の事例

フィリピン旅行中に実際にかかった治療費用金額の事例です。

心筋梗塞で入院し、入院・手術費用で406万円かかった

胸の痛みを訴え受診したところ、心筋梗塞と診断された。
22日間入院・手術し、フィリピンまで家族が駆けつけ、総額で406万円の費用が発生した。

減圧症の治療で22万円

ダイビングで海に潜っていたところ減圧症になったため、病院を受診した。
22万円の治療・入院費用が発生した。

サンゴに触れてケガ。11.5万円の治療費がかかった。

シュノーケリング中に毒をもったサンゴに接触。
両足に炎症が起きたため、現地の病院で受診し簡易的な応急処置を行い、治療費用として11.5万円がかかった。
(帰国後に改めて受診したところ、入院となった。)

フィリピンの医療費用の相場

フィリピンで入院や手術をした際の主な医療費相場を掲載します。

日本の医療費目安 フィリピンの医療費目安
救急車の料金 無料 8,200円
初診料 2,820円 1,900円~3,500円
病院部屋代
(1日当たり)
個室:30,000円~100,000円
ICU:80,000円~100,000円
個室:8,200円
ICU:15,200円
虫垂炎手術の治療費 600,000円
平均入院日数:4日間
総費用:93,600円~140,400円
平均入院日数:4~7日

※参照:東京海上日動火災「世界の医療と安全2014年」

フィリピンで最も気をつけるべき犯罪とは

海外ではどの国でもそうですが、旅行者が特に気を付ける犯罪は「窃盗」です。

一概に窃盗といっても、国によって、その窃盗に至るまでのパターンが異なります。
フィリピンで最も多い窃盗のパターンは、ジプニー内でのスリです(ジプニーは、乗合のタクシーのことです)。
また、ストリートチルドレンや物乞いに囲まれて、いつの間にか貴重品が盗まれていた!というパターンもあります。

通常のスリやひったくりも多い国です。
徒歩やジプニー利用中など移動する際は気も緩みやすいので、十分注意しましょう。

その他フィリピン旅行で注意すべきこと

雨季にはデング熱が流行。

フィリピンでは6月から雨季に入り、その時期はデング熱が多く流行します。 2019年には2019年1月~7月下旬までの間に16万8千人が観戦し、720人がデング熱で死亡しました。

デング熱の感染は蚊に刺されることによって引き起こされます。 デング熱が流行している時期は長袖長ズボン、虫除け薬を用意して、感染対策をしておきましょう。

関連記事 フィリピンでデング熱が猛威!過去の被害実態や渡航者がすべき対策。

水道水は飲まないようにする

衛生上、フィリピンの水は飲まず、ミネラルウォーターを購入した方が良いでしょう。
また、歯磨きでも体内に水が入ってしまう可能性があるので、歯磨きをする際も購入したミネラルウォーターを利用するのが良いです。

飲食店での食事に気をつける

年中高温多湿のため、物が非常に腐りやすい環境です。 そのため、生野菜や火が通っているか定かでないものの摂取は控えた方が無難ですね。
不安な方は日本から胃腸薬等を持っていくと安心です。

最後にこの記事のまとめ

  • ・フィリピンは病院の医療技術が低く、医療搬送されることが多い。
  • 医療搬送されると数百万円の費用がかかるので、海外旅行保険の加入は必須。
  • ・盗難やひったくりが多いので特に移動中は気を緩めないこと。
  • ・東南アジアで高温多湿の環境であることを忘れず、水を含めて食事には気をつけましょう。

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海外旅行保険の評価・口コミ投稿一覧

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人気の理由は保険料の安さと高いサービス力

損保ジャパンの
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保険料 ★★★★★
サポート力 ★★★★☆
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