これから台湾に行く方の海外旅行保険の選び方

台湾に行く方の海外旅行保険の選び方

「治療・救援費用」の保障金額はどのくらい必要?

台湾は日本からも近くて親日ムードの国で、治安も良く多くの日本人が訪れています。

「生水」や「交通の激しさ」には注意する必要がありますが、比較的安心をして訪れることのできる国です。
また、万が一病気や怪我をしても医療技術もそれなりに高くて医療費も安いので、安心して治療を受けることができます。

ただ、台湾で入院した時に日本にいる家族が現地へ駆けつける費用や医療搬送の費用等、医療費以外で大きな費用がかかることもあります。 海外旅行保険の用意はやはり必要でしょう。

台湾旅行で海外旅行保険を選ぶ際には、それほど高額な医療補償をつける必要はなく、医療費保障では保障金額が1000万円もあれば何かあった時もほぼ全て保険でまかなえるでしょう

保険には携行品損害は付けておいた方が良い

一方で、人が多い場所ではスリや盗難に遭うことも多い国です。特にスマホやカメラ、時計などの盗難は多いですので、携行品補償はしっかり付けておいた方が良いでしょう。

各保険会社で用意しているセットプランには携行品補償がついていますから、安めのセットプランに加入しておけば十分です。

なお、海外旅行保険に加入する時は、事前に保険代理店やインターネットで入っておくことをお勧めします。
空港でも加入することは可能ですが、保険料が割高で自宅から空港へ向かうまでの事故は補償されません。

自宅出発の前日に海外旅行保険のネット加入を済ませておくと良いですよ。

主要各社の海外旅行保険の価格・特長比較

3泊4日の台湾旅行を想定し、人気4社の海外旅行保険を分析します。
さきほど書いたように台湾では「医療費用補償は1000万円あれば十分」ですので、各社の治療・救援費用補償1000万円セットプランを比較しています。

【台湾旅行3泊4日の場合】
保険会社名 保険料
(価格)
特長 項目別評価
損保ジャパン
「新・海外旅行保険off!」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,590円(PAプラン) オリコン日本顧客満足度ランキング5年連続第1位を獲得していたり、海外旅行保険ランキングでも第1位となるなど圧倒的な人気のある保険です。

保険料がかなり安いうえに、必要な補償だけに絞って加入するフリープランがあったり、海外旅行保険の第一候補とも言える保険です。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
三井住友海上火災保険
「ネットde保険@とらべる」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,650円(タイプA) 国内大手の保険会社として安くて充実した補償を提供する三井住友海上。

通常は補償対象外となる「歯科治療」に関しても補償されるのが特長。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
クレジットカードのみ
AIG保険会社
(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

4,000円シンプルプラン アメリカを中心に世界各国の医療機関と提携をしているAIG。

インターネット加入タイプの海外旅行は保険料が高めだが、保険期間が31日までであれば持病があっても加入できて、さらに持病まで補償されるので安心。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・コンビニ払い
・Pay-easy払い
※クレカ以外は出発前日までに支払い
ジェイアイ傷害火災保険
「tabiho(たびほ)」

(この保険の口コミ詳細

公式HPはこちら

1,170円(節約プラン) 大手旅行会社JTBグループのジェイアイ傷害火災保険は業界随一の保険料の安さが魅力。

携帯キャリア決済を導入しており、クレジットカードを持たない学生さんも気軽に加入することができる。

持病があっても加入できるが、持病の補償は対象外なので要注意。
価格・安さ:
サービス力:
人気・評判:

【支払方法】
・クレジットカード
・携帯(スマホ)キャリア決済(docomo、au、SoftBank、Y!mobile)

料金(保険料)は各保険会社のHPからの抜粋です

実際に台湾で起きた事故事例

実際に台湾で起きた事故事例を紹介します。
医療費が安い台湾でも、家族が駆けつける費用や医療搬送費用がかかると金額は大きくなります。

脳動脈瘤破裂で約697万円

バスの中で気分が悪くなり、救急搬送される。
脳動脈瘤破裂と診断され、入院し手術を受ける(入院期間35日)。
現地には家族が駆けつけ、医師と看護師が付き添いの元、医療搬送で帰国した。

胸椎骨折等で約460万円

ベランダから落下し、胸椎・腰椎他骨折と脊髄損傷の診断を受け、214日間入院し手術も受ける。
看護師が付き添いの元、医療搬送で帰国した。

くも膜下出血で約470万円

空港到着後、突然意識不明となり救急搬送される。
くも膜下出血と診断され、30日間の入院および手術をする。
現地には家族が駆けつけ、医師と看護師が付き添いの元、医療搬送で帰国した。

台湾の医療費用の相場

台湾での主な医療費の相場をご紹介します。

日本の医療費目安 台湾の医療費目安
病室使用料(平均) 個室:3~4万円/日
ICU:約10万円/日
個室(公立病院):12,900~29,800円/日
個室(私立病院):14,500~30,600円/日

ICU(公立病院):20,900~31,000円/日
ICU(私立病院):24,100~32,200円/日
盲腸手術 約400,000円
(10割負担の場合)
公立病院:257,600円
私立病院:305,900円
(手術代、病室代込み、入院3日)
日本への医療搬送費用 - 定期便:1,207,400円
(医師・看護師各1名付き添い)

※参照:東京海上日動火災「世界の医療と安全2014年より」

台湾の治安、衛生事情について

台湾の治安は、比較的良いとされていますが油断は禁物です。
治安が良いと言われるエリアでも人混みの中ではスリや盗難、置き引きには注意が必要で、あまり高価なものを身につけないようにしましょう。

衛生面では特に生水には注意が必要です。
現地の方は生水を飲みません(沸かして飲むこともありません)。歯磨きに使用するくらいであれば問題ありませんが、水分補給をする時はミネラルウォーターかお茶を購入しましょう。

また、露店では「氷」にも気をつけてください。生水を凍らせた氷で作ったかき氷を出すお店もあり、食べてお腹を壊すこともあるので注意が必要です。

もし食あたりを起こしてしまったときには、現地でも正露丸などの胃薬が販売されているので購入して飲むか、病院での診察を受けるようにしましょう。
(海外旅行保険のサポートデスクや現地通訳サポートがとても役立ちます。)

そして、台湾は「バイク天国」と言われるほどバイクに乗る方が多く、排気ガスの影響で空気がきれいではありません。
気管支が弱い方はマスクを持っていったほうが良いでしょう。

台湾旅行で注意すること

台湾での注意点として、交通事故も挙げられます。

日本では交通ルールが徹底されて歩行者優先であることが当たり前ですが、台湾では異なります。 信号を守らない車やバイクが多く、歩行者が道路を横断中であっても止まってくれないこともあります。

日本人旅行者が被害に遭う交通事故も多数発生しているので、注意してください。
参考 台湾で日本人男性が死亡する交通事故が発生。台湾で多い海外旅行者の交通被害。

また、適切な車間距離を取らずに走る車も多いので、もし台湾で車を運転する予定の方は追突・衝突には気を付けてください。

もう1つ注意する点としては、台湾は台風の通り道となるので台風シーズンに訪れる方は無理のない観光スケジュールをたてるようにしましょう。

最後にこの記事のまとめ

  • ・スリ、盗難、置き引きは多いので気を付けること。
  • ・治療・医療の費用は比較的安め。
  • 海外旅行保険は安いプランでも十分。携行品は付けておいた方が良い。
  • ・衛生環境は良いとは言えないので、露店での食事や飲み物による食あたりや食中毒には気を付ける。

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